制御理論について
制御理論について思うことは、
特にありません!・・・
というか制御理論って言うのはどうも
数学的な証明なされているものを言うみたいで、それができてないが
応用できるものについては言わないみたいです。
理論に興味を持って問題を解くのも学問的に大切かもしれませんが
やっぱり産業界は制御理論を道具として実装できるかが重要だと思っています。
その結果、学術会と産業界で大きなギャップがあるのは間違いありません。
ですから、制御理論としては優れているが適用範囲が狭くて使えないとか
コントローラをマイコンに実装したら実用的でないほど動作が遅いとか・・・
理論を考える人と応用する人で結構捕らえ方が違うのも面白いと思っています。
たまに計測自動制御学会(SICE)の講演会行くと、理論を証明した話すると
誰もついていけなくって討議の時間はシーンとしてます。
また、わかりやすい産業応用の講演すると理論の先生に
”それは、証明されてるんですか?証明されてないのに使って良いんですか?”
って、たまにケンカになってます。それも怖いと思いながら笑えます。
実際の理論
実際理論としては
・古典制御、現代制御、ロバスト制御(モーションコントロール)
・プラント制御、化学反応制御?(プロセス制御)
・学習制御、ファジー制御、GA法(AI)
・スイッチング(シーケンス制御)
大まかに分けるとこんな感じになります。
それ以外に情報科学やネットワーク制御や繰り返し制御ってのも
どこに分類されるかわからないですがあります。
シーケンス制御は別として、その他は制御対象以前に
携わる分野がかなり異なります。
実際はロバスト制御の中でもさらにH無限大とかスライディングモードなど
大別できて、さらに細かいものがあり奥が深いです。
身近な制御理論
・冷蔵庫などいろんな家電に搭載された『ニューロ&ファジィ』
・今では当たり前、自動車ATの『学習制御』(INVECS:三菱自動車)
・映画のシーンでのチキンレース『最短時間制御』
・自動車のアクティブ消音『フィルタードXLMS』(繰り返し制御)
・回転寿司の特急列車、電子ピアノの自動演奏『シーケンス制御』
あと、自動車では富士重工の『Eyesight』やその他縦列駐車アシスト機能
なんかもありますが制御理論的なものよりも『センシング』や『画像処理』が
制御の要になっているものもあります。
これが何か有名な理論かどうかはわかりませんが身近なものたたくさんあります。
結局のところ
おそらく、証明できる人って極わずかです。
ですが、それがMATLABやSciLabなどのツールボックスとして提供されています。
あとMatXもそうですが・・・
こうしたツールボックスを応用できて制御理論として芽が出るのかなという気がします。
ですから証明と応用をセットで考えるものなのかなと思います。